令和6年12月26日(木)、ものづくりキャリア開発プロジェクト「置賜地域企業見学ツアー」を開催しました。
本ツアーは、飯豊町、山形県内の持続可能な産業基盤の構築のため、置賜地域の小学5年生から中学3年生を対象として、ものづくりキャリア開発を実践し、ものづくり人材の育成及び確保を図ることを目的として開催しました。置賜地域の魅力あるものづくり企業に訪問し、普段の企業見学よりも、実際にものづくり体験に触れる機会をより多く提供することで、より強く興味関心を醸成することができるようプログラムを組みました。当日は、町内外から18名が参加し、小国町の日本重化学工業株式会社山形事業所(小国工場)様、長井市の株式会社山口製作所様を見学させていただきました。
日本重化学工業株式会社様では、企業見学ツアー参加者限定の1日社員証を身につけてレモンや備長炭を使った電池を作った後、工場見学をしました。電池の実験では、オルゴールを鳴らしたり電球の光を大きくしたりするため班ごとに試行錯誤をする姿が見受けられました。また、服田所長から参加者へ「小さい頃からものづくりに関わり、自分はどんなことをするのが好きで、何に楽しさを感じるかを見つけて欲しい」とメッセージをいただきました。
株式会社山口製作所様では、精密部品の加工現場などを見学させていただいた後、自社独自で作成したクレーンゲーム機を操作し、お菓子取り体験を行いました。参加者同士で声を掛け合ったり操作のコツを教え合ったりして、クレーン操作の難しさや達成感を味わいました。また、レーザーマーカーを使った名入れ体験では、ボールペンに自分の名前や好きな言葉を刻印し、ものづくりの楽しさを実感しました。
今回の企業見学ツアーでは、企業様のご協力により、普段経験できないような貴重な体験をさせていただきました。実際に自ら手で作業することで、ものづくりの面白さや奥深さをそれぞれが感じることができたように思います。本コンソーシアムでは、本ツアーのような若年層向けの取組を引き続き実施し、子どもたちへのキャリア開発やものづくり産業の担い手の確保に向けて取り組んでまいります。